日本の敵速報

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[ニュース分析]金委員長の「歴史的ソウル答礼訪問」を左右する3つの要因

朝米の突破口を開き、2回目の朝米首脳会談の好循環の動力作れるか 
制裁緩和を期待する金委員長に渡す大統領府のカードとは 
賛否両論分かれる南側の世論考えると警護・安全も課題

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の年内ソウル訪問の重要性を重ねて強調し、韓米首脳がこれに対する肯定的な認識を明らかにしたことで、金委員長の選択に注目が集まっている。小康状態が続いていた朝米間の非核化・関係正常化の交渉の中で、金委員長は2回目の朝米首脳会談の推進の見通しやそれに先駆けて行われる南北首脳会談で出る実質的な成果、答礼訪問に対する南側の世論などを見極めながら、決断を下すものと予想される。

■朝米首脳会談の見通し

 週末に急浮上した金委員長の早期答礼訪問について、多くの専門家は実現する可能性が高いと見ている。対北朝鮮交渉に頑なに反対する米国政界と世論にもかかわらず、トランプ大統領が“柔軟性”を発揮して朝米が2回目の首脳会談の動力を確保するためには、北朝鮮の“譲歩”(追加非核化措置など)が米国の“譲歩”(相応措置)を引き出さなければならないというのが大方の分析だ。金委員長が第3回南北首脳会談当時、東倉里(トンチャンリ)や寧辺(ヨンビョン)など、核・ミサイル施設の査察と条件付の廃棄を約束したように、ソウル答礼訪問で追加の措置を示すというシナリオだ。

 4月に社会主義経済の建設に総力を集中する戦略的路線を選択し、経済に力を注いできた金委員長にとって、対北朝鮮制裁の緩和・解除が切実に必要であることも、早期答礼訪問の可能性を裏付ける根拠だ。1日、北朝鮮メディアが、金委員長が東海地区軍部隊傘下の水産事業所3カ所を視察したことを報じたのは、13日ぶりに出た公開活動の報道であり、金委員長がある種の結論を下したのではないかという分析もある。

 大統領府が金委員長の早期答礼訪問の実現の必要性を強調するのは、南北関係の側面で固有の脈絡もある。崇実大学のイ・ジョンチョル教授は「米国の立場の変化を条件にできない状況で、政治的負担にもかかわらず、南北の信頼を高めることが重要だ」とし、「(大統領府が金委員長の早期答礼訪問を推進するのは)朝米関係と関係なく、南北間の信頼構築が絶対的に重要だという判断によるものだ」と説明した。一方、東国大学のコ・ユファン教授は「南北の約束レベルでは(金委員長の)ソウル訪問が実現する方が良いが、米国の答えが示されていない状況でソウルに来たとき、どのような結論を引き出せるのか疑問だ」とやや懐疑的な見方を示した。

■ 答礼訪問の成果
 北朝鮮最高指導者の史上初のソウル訪問にふさわしい成果物を南北がやり取りできるかも、重要に考慮される部分だ。
 最も低い段階として考えられるのは、金委員長がソウル訪問で得られる「イメージアップ」効果だ。北韓大学院大学のヤン・ムジン教授は「(反北朝鮮デモなど)困難があっても、金委員長が朝鮮半島の平和と南北関係の発展のためなら危険を承知で進む指導者像を示すのが最も大きな部分だ」とし「ソウル訪問を通じて、正常な国家の正常な指導者像の土台を築き、ワシントンや国連本部へと(舞台を)広げていくことができる」と話した。

 対北朝鮮人道支援を積極的に再開することも、金委員長の答礼訪問に合わせて考慮できる。最近、スウェーデンのオロフ・スクーグ国連大使北朝鮮状況の深刻性に言及し、北朝鮮への人道支援の必要性を強調するなど、国際社会の人道支援と関連する動きに変化の兆しもある。ただし、人道支援品目に対する免除要請にも冷ややかだったという米国の態度が問題だ。民生分野における北朝鮮制裁の緩和が実現すれば、最大の成果といえるだろうが、やはり文在寅政権独自では推進できない部分だ。

■南側の世論
 北朝鮮の官僚たちは、金委員長の答礼訪問に対する南側の世論を注視しているという。文在寅大統領も1日(現地時間)、「金正恩委員長のソウル答礼訪問において、北朝鮮で最も神経を使うのが警護・安全問題ではないかと思う」と述べた。ムン・ジョンイン大統領統一外交安保特別補佐官はこれに先立ち、「(ソウル答礼訪問について)周囲がすべて反対したが、完全に金委員長独自の決定だ」と伝えた。2000年の南北首脳会談当時、金正日(キム・ジョンイル)総書記もソウル訪問に合意したが、金総書記の安全問題と朝米関係の悪化で実現しなかった。ヤン・ムジン教授は「野党の姿勢がかなり重要だ。野党指導者の大胆な姿勢が必要な時期」だと指摘した。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/872731.html
韓国語原文入力:2018-12-03 05:00