日本の敵速報

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【#中央日報】【コラム】相手政党の失敗で持ちこたえる巨大両党=韓国

いつも目にしてきたことだが、いつ見ても腹立たしい。国会が「梗塞」という。民主党と韓国党、巨大両党が自らの道を突き進んでいる。政治で葛藤は日常のことだ。改めて怒ることもない。ところがまたどんな大事件があってこのような状況を迎えたのだろうか。

国民の暮らしの問題か。そうではない。では国民の権益、国民の安全のことか。全く違う。恥ずかしながらそのようなふりもしない。権力者に対する忠誠、自分たちの利益確保だ。

12日、野党・自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が演説する時、共に民主党の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表が議長の席に駆けつけた。交渉の窓口である院内代表を倫理委に提訴した。口をささいでしまった。問題の演説の部分をもう一度読んでみた。

北朝鮮に対する無条件の擁護と代弁、もう恥ずかしい。これ以上、大韓民国の大統領が金正恩キム・ジョンウン)の首席報道官という恥ずかしい言葉を聞かないようにしてほしい」。

こういう言葉は述べてはいけないのか。刺激的な表現に怒りを感じるかもしれない。とはいえ国会を空転させるほどではない。米メディアの報道を引用したものだ。文在寅ムン・ジェイン)大統領に対する米国の不満は何も新しいことではない。

しかも免責特権まで付与された国会発言だ。「国家元首冒とく罪」とは。そのような法はない。権力者を神聖不可侵の領域と考えていた時期、国民の代わりに忍耐力のない絶対権力者を批判するよう任務を任せたのが免責特権だ。さらにはその記事を書いた記者までも「売国奴」と非難した。海外メディアの記者にもこのように言えば、国内メディアの記者は恐ろしくて記事が書けるだろうか。

1979年、金泳三(キム・ヨンサム)新民党総裁が米ニューヨークタイムズのインタビューで、米国政府に朴正熙(パク・ジョンヒ)政権支持の撤回を要求した。すると共和党と維新政友会は「憲政を否定して事大主義発言をした」として金総裁の議員職を除名した。結局、これが釜馬民主抗争、10・26(朴正煕暗殺事件)につながった。

金玉仙(キム・オクソン)議員は75年、国会本会議で「戦争危機の形成は永久執権へ進む方便」と批判し、与党議員のヤジを浴びて演説を中断した。与党は国会の品位を傷つける利敵行為として除名案まで提出し、結局、自発的に退いた。

86年の国会本会議で「国是は反共でなく統一でなければいけない」と発言した兪成煥(ユ・ソンファン)議員は議員職を喪失し、9カ月間の受刑生活も送った。ろうそく政府というこの時期になぜこのような過去を振り返らなければいけないのだろうか。

選挙法をめぐって激しく対立している。一方は「迅速処理法案(ファストトラック)」に指定するとし、別の一方は議員職辞退を持ち出す。与野党5党は年末、連動型に選挙法を改めることで合意した。それでも韓国党がずるずると延ばして完全に反対に進む選挙法案を出した。改正はやめようということだ。国会議員を減らすというが、比例代表を減らして自分の選挙区、自分の席を守るという計算だ。

羅卿ウォン院内代表は連動型比例代表制を導入すれば「議会は絶対的な帝王的大統領を牽制できない」という。韓国の議会史を振り返ると、大統領の所属政党が第1党である場合がほとんどだ。結局、過半を占めた与党が大統領に機械的に賛成する国会となる。

大統領を批判すると野党院内代表の演説を遮断し、大声を出し、懲戒するという与党…。さらに今では国民的共感が形成された発言を理由に議員職を剥奪して刑務所に送った執権党…。韓国党も民主党も変わらない。朴槿恵(パク・クネ)前大統領にしても文在寅(民主ムン・ジェイン)大統領にしても、帝王的大統領に向けた与党議員の姿に差はない。

国民は特定政党に過半の支持を送るのは珍しい。その国民の意思のままに議会を構成しようというのが連動型だ。第1党であれ、第2党であれ、他の党との対話や妥協なしには独走する方法がない。そうしてこそ国会が侍女でなく権力の一つの軸として正しく立つ。

文大統領の支持度が急に落ちた。先週の韓国ギャラップやリアルメーター調査ともに最低値だ。政党支持率民主党と韓国党がほぼ似た水準になった。自分たちがうまくやって支持率が上がったケースはほとんどない。相手の党の失敗で反射利益を得る。国政壟断の余波で消滅危機に直面した韓国党がよみがえったのは民主党、特に文大統領のおかげだ。

巨大両党は共生関係だ。暴言をやり取りしながらお互い支持率を引き上げる。合理的な代案勢力は寄りつく余地がない。刺激的な言葉だけが通用する。暴言を吐く国民もいつの間に政治家の煽動に巻き込まれてれて群れをつくる。

このために韓国党は改革の機会を逃した。非常対策委員会だけを作っただけで何も変わっていない。また「親朴」論争だ。韓国党も、民主党も、謝罪し、非常対策委を作るというのはうんざりするほどだ。それでも変わったことは一つもない。こうした醜悪な共生関係を崩さなければ政治の発展を期待するのは難しい。

キム・ジングク/中央日報論説委員/コラムニスト