日本の敵速報

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【#中央日報】【中央時評】大韓民国の失踪

普遍を追求する時に最も警戒すべき2つのことは両非論と二者択一だ。2つは真理を遮断する最大の障壁となる。客観と中庸が一緒にいく理由だ。

しかし我々は相手陣営の欠陥を攻撃する場合に不法・不義と猛攻しながらも、自分の陣営の同じ欠陥を防御する場合には合法・正義と言い張る行進が5年周期で生中継されながら繰り返されている。結局、反対語までが同義語になり、今では投機と居住、脱税と節税、積弊と慣習、違法と遵法は同じ言葉になってしまった。後に我々の子どもたちは不法と合法、不正と正義の基準をはっきりと体得するかもしれない。それは権力だと。

子どもたちがこの時代を見ながらも逆に悟る先天的分別智を持って生まれることを願うだけだ。この時代をそのまま見習えば決してよくないため、子どもたちが適切に判断して反時代的=親教育的であることを望む。金と主張していた多くのものが5年後には銀または銅であることが明らかになり、さらには鉛であることが表れている。正義も、道徳も、そして外交も、粒子状物質も、教育も、二極化も、出産率も、人口の崖も、そのように鉛に変わりつつある。2つの陣営の輝く金ばかり集めたが、結果は銅であり鉛だった。

問題解決のカギは「今ここ」の隣を人間と認めて対話することだ。それが民主共和と永久平和のための根本だ。しかし我々は競争勢力を親日保守、従北左派と罵倒する。問題の解決が難しく無能であるほど官製理念の動員は猛威を振るう。一方が相手を従北左派、金正恩キム・ジョンウン)報道官、パルゲンイ(赤い奴、共産主義者)という古い官製反共主義で攻撃すれば、別の一方は相手を親日保守、安倍報道官、土着倭寇という新しい官製反日主義で受け返す。

内部からして我々はすでに半分はパルゲンイ、半分は親日派と規定されてしまった。自ら自分たちの半分を敵国派-半分は植民時代の敵国派、半分は分断時代の敵国派-として烙印を押す国になった。大韓民国の半分が我々の言語と内面価値から同時に失踪したのだ。この人たちには親日派大韓民国とパルゲンイ大韓民国だけが存在する。2つを合わせれば大韓民国アイデンティティーの完全失踪だ。全くかみ合わない2つの外部要因で国の半分を罵倒する強迫(症)国家、依存国家、分裂国家になったのだ。互いに包容も協力もない。

卓越した歴史学者ランケが提示した有名な命題の中に「対外政治優位」の原則という主張がある。一国の発展と命運は国内政治よりも外交、すなわち国際関係にかかっているということだ。国家の発展で国内政治と国際関係のどちらがより重要かという問題は、現代政治学歴史学の大きな論争だった。しかし深層研究によると、2つは結びついていて相互規定的だ。内争の克服と対内連合の程度は対外平和の前提条件となる。国家発展に決定的に重要な対外関係対処で先決要因は内部妥協と国内平和だ。内紛状態で効果的な外部対処はできない。特に対外危機状況に直面した時、内争状態は滅亡へ向かう近道となる。

ランケ以前にも国内-国際問題は数千年続いた論争議題だった。近代民主共和制度を創設する際、先賢はどうすれば内部平和と外部平和、生活の平安と国の平安を結合できるかを最も悩んだ。民主共和制度を創案した最も重要な理由が恒久平和の創出と維持だった。

すなわち「民主共和」という国家制度の考案と登場の根本原因と目的は「民主国家」の創設でなく、民主主義を通じた「共和国家」、すなわち「平和国家」の創案だった。民主なしに共和はなく、共和なしに平和は不可能であるためだった。内部の平和がなければ対外安全を通じた永久平和もなかった。民主共和体制は葛藤と戦争を越えて永久平和を案出しようとする人類の最も切実な希望の産物だ。いくつかの研究が究明したように、今日の「民主国家」「民主主義」は「民主共和」登場当代の用語では「共和国」「共和主義」だった。

大韓民国親日派政府とパルゲンイ政府はなかった。調査によると、ドイツは1970年まで内務官僚の54%がナチス出身だった。我々とは比較にならないほど高かった。我々の場合、親日派出身の閣僚は李承晩(イ・スンマン)自由党政府より張勉(チャン・ミョン)民主党政府で2倍も高かった。前者は31.4%、後者は60%だった。革命派政府の実像だった。

大韓民国親日派の国でもパルゲンイの国でもない。恥ずかしい一部が残っていたが、公的部門では過去克服努力を通じてそれも越えた。もちろんその一部が国全体を表象することも代表することもなかった。今はなおさらだ。歴史連座制を断固断ち切り、能力と業績で勝負しよう。

過去を忘れた民族に未来はないという時、賢明な人たちは過去の恥辱の自己要因を反省し、未来の再発を防ぐ。しかし馬鹿者たちはさらに分裂して争い、衰退を繰り返す。命をかけて陣営と党派を乗り越えた李舜臣(イ・スンシン)の絶叫だった。彼の死を覚悟した決断が改めて切々と聞こえてくる。全国が2つに分裂している。国を経営する人たちは今すぐにも李舜臣を読むのがよい。

パク・ミョンリム/延世大教授