日本の敵速報

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【#朝鮮日報】見たいものしか見ない文大統領「金正恩氏が非核化表明」

施政演説では非核化への言及すらなかったのに…「金委員長の非核化・平和構築の意思は確固」

トランプ大統領は南北米会談の意向を表明」

 韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領は15日、韓国大統領府(青瓦台)の首席・補佐官会議で、事実上合意なく終わった先週の韓米首脳会談や、韓米の政府をそろって非難した北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)委員長の施政演説を巡る評価・立場を表明した。段階的非核化と制裁緩和という「仲裁案」が米朝双方に拒否されたという一般的評価とは異なり、文大統領は、第4次南北首脳会談や第3次米朝首脳会談への「ばら色の展望」を披露した。「対話の動力を維持するための苦肉の策」という評価もあるが「文大統領は対話への焦りから、北朝鮮に対する低姿勢と、見たいものしか見ない『希望的観測』に陥っている」という批判の声が上がった。

■南北首脳会談、北朝鮮の意のまま
 文大統領は、第4次南北首脳会談推進の意思を明らかにして「場所や形式にとらわれるつもりはない」と語った。文大統領と金委員長は昨年の平壌会談の際、金委員長のソウル答礼訪問に合意しているので、形式の上では今度は金正恩委員長がソウルに来るべき、ということになる。しかしハノイ会談決裂後、金正恩委員長のソウル答礼訪問を巡る韓国国内の世論は否定的なものに変わり、金正恩委員長もまた「出しゃばりな仲裁者のように振る舞うな」と韓国政府に対する不信をあらわにした。不透明になった南北首脳会談の実現のため、文大統領は北朝鮮に全てを任せたいというのだ。

 また文大統領は15日、北朝鮮特使については言及しなかった。特使派遣を巡って北朝鮮とのコミュニケーションが円滑に進んでいない、という話が出ている。世宗研究所米国研究センター長のウ・ジョンヨプ氏は「米朝の認識の差が明らかな状況で、韓国政府もやみくもに北朝鮮特使を送るのは難しいだろう」と語った。

 文大統領は、韓国を強く批判した金正恩委員長の施政演説について「称賛」で対応した。文大統領は「金委員長は韓半島朝鮮半島)非核化と平和構築に対する確固たる意志を繰り返し表明した」と語った。しかし、金正恩委員長の演説には「非核化」という単語自体、登場していない。逆に「ハノイ会談が再現されるのは喜ばしくもなく、やる意欲もない」「長期間の核の脅しを核で終息させた」と、非核化とは遠ざかる発言を行った。

 文大統領は「金委員長が板門店宣言平壌宣言を徹底して履行したいという意思をはっきり表明した」と語った。しかし金正恩委員長は「南朝鮮当局は北南宣言の誠実な履行により民族の前で自らの責任を尽くせ」と、南北合意不履行の責任を韓国政府に押し付けた。だが、非武装地帯での遺体発掘への不参加や開城連絡事務所関係者の一時撤収など、南北合意への違反は当の北朝鮮がやっている。外交部(省に相当)元次官の金聖翰(キム・ソンハン)氏は「文大統領は『金正恩委員長が非核化の意思を表明した』というスタイルの希望的観測を繰り返している」と語った。さらに文大統領はこの日、米国のトランプ大統領について「大変な指導力に敬意を表する」として、金正恩委員長には「変わることなき意思を高く評価する」とした。

トランプ大統領が南北米首脳会談に同意?
 文大統領は、北朝鮮制裁や非核化の手法を巡る意見の違いがあらわになった韓米首脳会談についても、前向きに評価した。文大統領は「今回の会談は朝米対話の動力をよみがえらせる同盟間の戦略対話だった」「首脳間のトップダウン方式が必須という認識で一致した」と語った。トランプ大統領開城工業団地金剛山観光再開、北朝鮮制裁解除などを拒否したことへの言及はなかった。
 さらに文大統領は「トランプ大統領は、金正恩委員長が決断すれば南北米3カ国首脳会談も可能という意思を明らかにした」と語った。文大統領は、トランプ大統領が訪日する5月末や6月末の訪韓を要請し、南北米3カ国首脳会談構想まで説明したという。
 しかしこれは、先週の韓米首脳会談の後、韓国大統領府も米国ホワイトハウスも発表していない内容だ。当時の発表によると、トランプ大統領は文大統領の訪韓要請にはっきりとは答えず、その代わりに謝意だけを表明した。文大統領が、後から3カ国首脳会談構想に関するトランプ大統領の言及を公にすることにより、過度の意義付けをしているのではないか、という分析もある。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者 , イ・ミンソク記者