日本の敵速報

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【#朝鮮日報】韓国国防部がレーダー運用指針を日本に通知、対立再燃か

読売新聞「3カイリ以内に接近したら追跡レーダー稼働…1月に韓国が通知」
当時は米国まで介入、ハリス駐韓大使が鄭景斗国防相に懸念伝える

 韓国政府が日本政府に対し、日本の哨戒機が韓国の艦艇の3カイリ(およそ5.5キロ)以内に接近したら追跡レーダー(STIR)を照射する、という趣旨の通知を行っていたことが22日までに分かった。「哨戒機・レーダー対立」の最中だった今年1月に、韓国国防部(省に相当、以下同じ)が日本の防衛省に対して、こうした内容からなるレーダー運用指針を伝えていたという。読売新聞が22日に報じた。また、「ハリー・ハリス駐韓米国大使がこの問題で鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相に懸念を伝えた」とも報じた。今年1月に対立を縫合する段階に入ったといわれていた「哨戒機・レーダー照射」問題にまたも火が付き、韓日対立が再び増幅されかねないという懸念が強まっている。

 これについて韓国軍の合同参謀本部(合参)は「日本側との対立が深刻なレベルにあった今年1月、日本の武官を招致して『日本の哨戒機が韓国の艦艇の3カイリ以内で低空威嚇飛行をしたら、韓国の艦艇・人員の保護のため追跡レーダー照射前の警告通信を行うこともあり得る』と言ったことはある」と、事実を一部認めた。

 日本は今月10日に開かれた非公開の韓日国防当局者実務会議で、この措置について撤回を要請したと伝えられている。国防部の関係者は「今月10日に日本の防衛省が措置の撤回を要請したが、韓国側からは、そういう事案ではないと説明した」とコメントした。日本は、ほかの複数の非公式チャンネルを通じても韓日間の対話を打診したと伝えられている。米国もまた、韓日関係改善のためハリス大使が直接今回の事案に介入したという。哨戒機・レーダー対立で韓米日の安全保障三角協力にひびが入ることを懸念したのだ。これについて韓国軍関係者は「ハリス大使が、基本的に韓日間の問題は韓日間で解決すべきと語ったらしい。この問題によって北朝鮮非核化を巡る協調に問題が生じ、韓米間の懸案を解決していく上で困難もあり得る、という話の流れだった」と語った。ハリス大使は、報道陣との懇談会で「米日同盟と韓米同盟はあるが、もし韓国と日本が2国間で何らかの意見の一致を見ることができれば、韓米日三角同盟もまた強化されるだろう」と語った。

 韓国国防部は、読売新聞の報道を当初は否定していたのに、後になって認めるという茶番劇も繰り広げた。国防部は22日午前の定例ブリーフィングで「韓国軍が(日本側に)通知したというのは事実無根」と主張していた。合参関係者もまた「現在までに確認した結果、関連の内容を通知したことはない」と言っていた。ところが同日午後に前言を翻し、そのような事実があったという趣旨の説明を行った。その代わり、国防部の関係者は「非公開の実務会議の事案を日本側が一方的に公開したことに対し、強く遺憾を表したい」とした。なお日本政府は、22日の読売新聞の報道について韓国国防部が一部事実を認めたことを巡り、何ら立場を明らかにしていない。

 韓日間の対立は昨年10月以降、韓国大法院(最高裁に相当)の強制徴用賠償判決、「和解・癒やし財団」解散発表(11月)、哨戒機・レーダー問題(12月)が次々と発生したことで深刻化した。今年に入っても、2月の「天皇慰安婦問題を謝罪すべき」という文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の発言に続き、先月には麻生太郎・副総理兼財務大臣が強制徴用判決を巡って「経済的報復措置」に言及し、最悪の対立局面へと至った。両国間の緊張は、今回またしても「韓国政府のレーダー照射警告」と対話拒否問題で強まった。

 外交専門家らは、現在の韓日関係における最大の問題として、両国政府と政治指導者に解決の意思が見られないという点を挙げている。金聖翰(キム・ソンハン)高麗大学国際大学院長は「韓国政府は韓日関係が重要だと理解しつつも、世論などを意識して放置している」と語った。韓日対立は実務者クラスの話し合いでは解決できない段階へと拡大したのに、両国の指導者が「強硬発言」を通して対立を政治的に利用している、という指摘もある。

 韓日対立が韓米日協調の弱体化につながりかねない、という見方も浮上した。米国政府と議会は韓米日三角協調の強化を繰り返し強調しているのに、韓日間の対立が増大したら、韓国に対する信頼まで弱まりかねない。このところ北朝鮮と日本が積極的な北東アジア外交戦を繰り広げている状況で、韓国だけが疎外されかねないという懸念が持ち上がっている。日本は、安倍晋三首相が26日に訪米してトランプ大統領と首脳会談を行い、23日には中国の国際観艦式に「旭日旗」を掲げた護衛艦を派遣する。北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)委員長は24・25日にウラジオストクでロシアのプーチン大統領と首脳会談を行い、朝中ロ三角連帯を強化している。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者 , 安俊勇(アン・ジュンヨン)記者