日本の敵速報

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【#中央日報】【コラム】元首相の指摘に一言も答弁しない文大統領

「大統領は来週米国を訪問するが、保守が心配している。トランプ大統領に『もう一度北朝鮮金正恩委員長)に会ってほしい』と言いに行くようだが…。南北会談についても保守は心配が多い。韓米朝首脳会談でもして保守の心配を減らしてはどうか」。

3日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた文在寅ムン・ジェイン)大統領と経済界元老の懇談会。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)元首相が文大統領にこのようにストレートに話した。しかし文大統領は黙殺したという。鄭雲燦元首相は「みんなは経済のことを話したが、私は元首相なので議題になかった安全保障問題を取り上げたが、大統領は返答しなかった。まあ、準備ができていなかっただろうから…」と語った。正答だ。指導者は突発質問を受けた時にコンテンツが表れる。文大統領が韓米同盟に対して確固たる意志があるのなら、いかなる形であれ答弁していたのではないだろうか。

文在寅政権に入って2年で韓米関係は深刻な危機を迎えている。4月11日の韓米首脳会談は2分間の単独会談で終わり、共同発表文1枚も出せずに終わった。さらにハリー・ハリス駐韓米大使は「韓国政府が私と情報共有をせず、何が非核化の中間段階なのか分からない」と一喝した。円満な対話が主な任務の駐韓米国大使が政府に不満を表したのだ。揺れる韓米関係の赤裸々な現状だ。

北朝鮮制裁ハードルをなんとか越えて南北交流に速度を出そうとする政府の考えが分からないわけではない。しかし米国が反対すればそれで終わりだ。好き嫌いに関係なく韓米同盟の基盤の上で北朝鮮に接近しなければいけないのがグローバル国家、大韓民国の運命だ。

金大中(キム・デジュン)元大統領は2000年、南北首脳会談を推進しながら、当時の最側近の朴智元(パク・ジウォン)文化観光部長官に「現場の雰囲気まですべて米国に知らせてほしい」と伝えた。同年5月に米国の対北朝鮮政策調整官としてソウルを訪問したウェンディ・シャーマン氏は朴智元長官に「今夜ワインでも一緒にしましょう」と声をかけた。朴智元長官は酔うほどまでシャーマン氏と酒を飲みながら会談推進状況と北朝鮮関連情報をすべて話した。シャーマン氏は一人で出てきたのではなかった。彼女の後ろには米情報要員2人が座り、朴智元長官の言葉をすべて書き取った。酔って青瓦台に戻った朴智元長官に金大中大統領は「ご苦労様」と慰労した。

昔も今も北朝鮮は米国だけを眺める。大韓民国はそれほど眼中にない。我々の言葉が北朝鮮に受け入れられるのは、米国が我々を信じて後押しする時だけだ。これを金大中大統領はよく把握していた。それで米国にやり過ぎと思われるほど頭を下げたのだ。カードは的中した。当時のクリントン米大統領金大中大統領のファンになった。クリントン大統領時代に金大中大統領の太陽政策がうまくいった理由だ。

文政権は反対だ。言葉だけで同盟を優先すると言いながら行動は反対に進む。このような態度を米国が知らないはずはない。米情報当局の関係者に会った与党関係者の言葉だ。「彼は青瓦台(チョンワデ、大統領府)内の状況と対話内容を実名まで挙げながら詳しく把握していた。『我々はすべて知っている。彼ら(青瓦台)を信用しない』と言うのを見て驚いた」。

米国の情報網は恐ろしい。韓国政府の首脳部で交わされた対話は遅くとも数日以内にワシントンに伝わると考えればよい。それで金大中大統領は青瓦台北朝鮮問題を議論するときは口を閉じ、ホワイトボードにマジックペンで書いて消すことを繰り返しながら筆談した。しかし決定した内容はすべて米国に知らせた。米国をだますのは不可能であり、米国を味方にしてこそ目標を達成できるという判断に基づくものだった。

「反米はいけないのか」と声を高めた盧武鉉ノ・ムヒョン)大統領は執権初期、「我々が米国に背を向ける場合、米国が報復する方法がどれほどあるか把握してほしい」と要求した。調べた結果、米国は大韓民国の根幹を揺るがすカードを50以上も持っていたことが分かった。最初のカード「対北朝鮮衛星情報の提供中断」の一つだけで韓国軍の戦力は紙くずになるのが明らかだった。驚いた盧武鉉政権は反米路線をあきらめて「用米」に旋回した。

文大統領も北朝鮮重視一辺倒の路線を捨てて、金大中元大統領の鋭い洞察力を見習い、韓米関係の回復に集中しなければいけない。そうしてこそ我々に力が生じて北朝鮮が文大統領の言葉に耳を傾ける。文大統領を無視してきた日本や中国の態度も変わるだろう。

「従米」保守の戯言ではない。4選議員になった今でも金大中元大統領の太陽政策「伝導師」として活動中の朴智元議員が12日、フェイスブックで主張した内容だ。「文大統領の『先に南北経済協力』に反対し、韓米同盟、呼吸までも共有しなければいけない。南北問題は米国の役割が最も重要であり、速度を出し過ぎてはいけない」。

カン・チャンホ/論説委員