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【#東亜日報】韓国、北朝鮮の脅威巡り日米との温度差浮き彫りに アジア安保会議で

北朝鮮弾道ミサイル挑発と非核化問題に対する韓米日の国防トップの温度差は、考えていた以上だった。第18回アジア安全保障会議(シャングリラ会合)が開かれたシンガポール。日米の国防長官が北朝鮮を「巨大な脅威」として協力の強化を強調したことに比べ、韓国は、南北の軍事状況は安定的と評価した。北朝鮮のミサイル挑発をめぐって韓国は、「北朝鮮の内部事情」を伝え、国際社会の理解を求めることに力を入れた。

シャナハン米国防長官代行は1日、シンガポールのシャングリラホテルで開かれた安全保障会議での基調演説で、「北朝鮮は巨大な脅威」とし、「米国は、最終的かつ完全に検証された韓半島非核化(FFVD)の実現に向けた交渉に焦点を合わせている」と述べた。また、「北朝鮮の能力は域内の同盟国および米領土を攻撃できる水準」と指摘した。基調演説をした岩屋毅防衛相は、米国の立場を支持するとし、北朝鮮に対する姿勢は強硬だった。岩屋氏は、「北朝鮮の核・ミサイル能力は本質的な変化は生じていない。日本全域を射程に収め、米国本土や欧州諸国までも射程に収め得る」とし、「北朝鮮による核・ミサイルの廃棄は具体的に進んでいない」と主張した。さらに「完全で検証可能で不可逆的な非核化(CVID)を目指す(日本の)姿勢に何ら変わりはない」と強調した。

しかし、鄭景斗(チョン・キョンドゥ)国防部長官の基調演説の内容は違った。鄭長官は、JSA非武装化など9・19南北軍事会議の履行内容を紹介し、「南北の軍事状況は安定的に管理されている」と述べた。北朝鮮の脅威に対して具体的に触れず、その代わりに「北朝鮮は対話の局面を壊さないよう努力もしている」とし、北朝鮮の「隠れた努力」を強調した。鄭長官は、その後の質疑応答では、北朝鮮の先月のミサイル発射の意図について、「対話で解決しようとする明確な考えがあるということが隠された意味」とし、「北朝鮮は米国に少し譲歩してほしいと望んでいる」と述べた。

鄭長官はこのような発言は、米朝および南北対話の火を消さないために、北朝鮮の脅威を戦略的に過小評価したのではないかという見方が、会議場の周辺から出た。北朝鮮の脅威を縮小し、韓国国防トップが敵国である北朝鮮を代弁したのではないかという指摘もあった。論議が加熱すると、鄭長官は「韓国の立場でも最大の脅威は北朝鮮」とし、「ただ、『南北の状況が安定的』と言ったのは、軍事合意で地海空の緩衝区域が設定され、直接的な軍事的緊張が緩和しているという意味だった」と説明した。

北朝鮮が先月4日と9日に発射したミサイルの正体についても、日米と韓国の立場は違った。岩屋氏は、「短距離弾道ミサイル発射は、国連安全保障理事会決議に明白に違反しており、誠に遺憾だ」と批判した。シャナハン氏は、シャングリラ会合では北朝鮮のミサイル発射について触れなかったが、先月29日(現地時間)、「(弾道ミサイル発射を禁止した)国連安保理決議違反」という立場を明らかにした。 

一方、鄭長官はシンガポールでも、「(北朝鮮が発射したミサイルの正確な正体を)分析している。これは韓米の公式の立場」というこれまでの立場を繰り返した。軍当局は、弾道ミサイルなのかどうかを確定するには分析が必要だということが韓米の公式立場だと明らかにした。しかし、岩屋氏は同日、「日米は短距離弾道ミサイルという同じ立場」とし、米国の立場に対して韓国とは異なる見解を示した。韓日が各自の対北政策に有利な方向で米国の立場を恣意的に解釈しているという指摘が出た理由だ。

鄭長官は、非核化の方式についても「完全な非核化」と述べただけで、日米が求めるCVIDやFFVDについては言及しなかった。北朝鮮は、CVIDやFFVDに対して、「米国の強盗的形態」と非難している。ただ、韓米日の国防長官が2日、3者会談後に出した共同メディア報道文には、「3国の長官は検証可能で不可逆的な方式で北朝鮮の完全な非核化を求める安保理決議によって・・・」という表現が含まれた。

孫孝珠 hjson@donga.com