日本の敵速報

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【#中央日報】首脳会談だけで5回…金正恩はどのように習近平の心を盗んだのか

中朝の血盟は「抗米援朝(米国に対抗し北朝鮮を助ける)」戦争、すなわち韓国戦争(朝鮮戦争)を媒介とする。これを賛える記念館がないわけはない。遼寧省丹東の英華山に1958年10月に開設された「抗米援朝記念館」がある。

トウ小平が親筆で書いた「抗米援朝記念塔」があったりもする。しかし2014年に拡張工事を理由に閉鎖した。丹東と北朝鮮新義州(シンウィジュ)をつなぐ新しい橋「新鴨緑江大橋」は2011年に工事を始め2015年に完工したが、まだ開通していない状態だ。

当時の中朝関係を代弁する本がある。日本人ジャーナリスト近藤大介の『習近平は必ず金正恩を殺す』だ。背筋が寒くなる題名のこの本は2014年に日本で出版され、翌年韓国でも翻訳され話題を集めた。これ以上悪くなれない中朝関係を見せてくれる。

いまは状況が異なる。北京の外交街では北朝鮮代表団の相次ぐ訪中で北京の敷居がすり減るという話が出ている。この2カ月間にキム・ワンス祖国戦線中央委員会議長、キム・ソンナム国際部副部長、カン・ユンソク中央裁判所長、ヨン・ギョンチョル人民武力省対外事務局長が中国を訪れた。

昨年3月の金正恩キム・ジョンウン北朝鮮国務委員長の電撃的な訪中以降に始まった変化だ。金委員長と習近平中国国家主席は16カ月間に5回首脳会談を行った。四半期に1回のペースだ。「習近平金正恩を殺そうとする」という近藤の主張はもう立つ場所がない。

金委員長と習主席は相性の良さを誇示している。共通の敵米国に対抗するなど国益に基づいた相互利害関係が合致した結果という分析が出ている。しかしこれだけで現在の中朝の厚い関係を説明するには不足するというのが中国内の韓半島朝鮮半島)専門家の共通した見方だ。

習主席執権後に垂直に落ち込んだ中朝関係はどのように回復したのか。金委員長が習主席の心を盗むのに成功したためだと北京の精通した中朝関係消息筋は話した。大きく3つの点が奏功したという。

最初は本心を見せることだ。中国は疑いが多い。文明が長いということはそれだけ狡猾だという言葉と同じだという。こうした国の信頼をどのように得なければならないのか。最も良い方法はありのままに説明し理解を求めることだ。

昨年初め中国は焦っていた。平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機に韓半島情勢が急変するのに中国だけ「パッシング」されるのではないかと切羽詰まっていた。3月中旬に鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が文在寅ムン・ジェイン)大統領の特使として北京を訪れ説明したが習主席の気がかりを解くには不足したようだ。

習主席は3月末に訪中した金委員長の話を聞き、「ようやく状況がわかったようだ」と話したという。金委員長が韓半島の状況と北朝鮮の構想を率直に伝え、これが習主席の心を動かしたという話だ。

2番目は持ち上げる。これは習主席本人が聞いて楽しいが中国人民に見せる側面がありとても重要だ。金委員長は「韓半島情勢変化を情誼上にも道義的にも習主席に当然お知らせすべきではないか」と丁重に礼を尽くした。

また「重要な話をしてくださり大いに悟った」「習主席はわれわれが非常に尊敬し信頼する偉大な指導者」など習主席を称える金委員長の言葉があふれた。消息筋はこうした「習近平持ち上げ」発言が最も効果が大きいと主張した。

中国は「愛国主義」を強調する。国を愛そうというこのキャンペーンは、国を率いる共産党、そして党を領導する指導者習近平を愛そうということにつながる論理構造を持つ。習近平1人体制強化が目的だが、迎合ほどこれにしっかり合致するものはないということだ。

3回目はかゆいところをかいてあげる。「苦しい時の友人が本当の友人」という言葉があるが、金委員長は香港デモで西側の非難を受け体面を台なしにした習主席のため代わりに銃を担いで戦う姿を見せて歓心を買ったという。

まずコーナーに追いやられた習主席を北朝鮮に招いて「皇帝儀典」を催した。特に朝鮮労働党政治局委員と候補委員全員を集合させて習主席にあいさつさせたことは中国メディアから「特殊案配」という言葉まで生まれ習主席と中国人民に感動を与えた。

北朝鮮は8月11日、「香港は中国の香港」という外務省報道官の話に続き13日には労働新聞が「西側勢力が中国内部の問題にああしろこうしろと訓示し不純分子の乱動をあおっている」という記事を載せるなど、中国に代わって西側と戦った。

こうした金委員長の中朝関係復元戦略は示唆するところが少なくない。中国を動かすには中国に何が利益なのかの国益次元の計算も必要だが指導者習近平個人の関心にもっと焦点を置かなければならないという結論が出るためだ。

習主席の最大の関心事は何か。自身の権力安定、さらには強化だ。2017年12月の文在寅大統領訪中後、習主席の答礼訪問はまだない。韓中関係の全面回復の契機と見なされる習近平訪韓もこうした角度でアプローチすればより簡単に解決方法が見つかると予想される。