日本の敵速報

日本の敵に関する記事をまとめていきます

【#朝鮮日報】韓国統一部、協議も対策もなしに北朝鮮観光を推進

 韓国統一部(省に相当)の当局者は20日北朝鮮の個別観光について「世界の人が皆行っている」として「韓国人の個別観光に特別厳格な物差しを当てる必要はない」と語った。メディア向けのブリーフィングで「北朝鮮軍が韓国人観光客を撃ち殺したことが2008年の金剛山観光中断の原因だった」という趣旨の指摘が出たときに示した反応だった。韓国国民の身辺安全対策を用意できず金剛山観光が再開できない状況で、個別観光は押し通したいという意味だと受け止められている。

 統一部は20日午前、ブリーフィングを開催したいと案内を出した。文在寅ムン・ジェイン)大統領が今月14日の新年会見で言及した北朝鮮個別観光について説明したいとして、検討中の個別観光シナリオを公開した。南から金剛山・開城へ直接向かう陸路観光と、第三国を経由して北朝鮮に向かう観光、外国人の南北連携観光という三つのシナリオだった。だが、どのシナリオにも確実な身辺安全保障対策は用意されていなかった。北朝鮮・中国と事前協議をした痕跡も、米国など国際社会から理解を得ようとした努力も見られなかった。大統領の「個別観光」発言に、統一部が慌てて生煮えの「3無の希望事項」を押し付けた、という指摘が出ている。

 北朝鮮側と協議がなされていない一方的な構想という点から、個別観光案が実現する可能性はかなり低いと評されている。北朝鮮が2月末までに金剛山の韓国側施設を撤去するよう要求している状況で、金剛山・開城への陸路観光や南北連携観光を推進するのは困難なのが現実だ。第三国経由観光のケースでも、北朝鮮がビザを出してくれる可能性が高くない。

 韓国政府は20日、「個別観光は、国連制裁はもちろん米国の独自制裁にも抵触しない」という点を数回にわたって強調した。だが米国政府からは、韓国政府の制裁離脱、南北経済協力の「急ぎ過ぎ」に対する懸念の声が続いている。統一部の当局者は、個別観光が「韓米ワーキンググループ」の協議対象かどうかについて「検討しなかった」と語った。さらに、北朝鮮観光の鍵となる観光客の安全対策からは事実上目を背けた、という指摘が出ている。統一部の当局者は「中国の旅行会社などで身辺安全問題を準備するだろう」と発言した。北朝鮮当局と中国の業界に韓国国民の安全の問題を任せる、という意味だと解釈されている。

金慶和(キム・ギョンファ)記者