日本の敵速報

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【#アジアプレス・ネットワーク】<速報北朝鮮>中国に越境の密輸屋3人を処刑か 新型コロナ遮断のため 「密輸は軍法で処断する」と住民に通知

◆国境封鎖で物不足深刻 密輸は反逆行為と警告
第一報が入って来たのは2月11日のことだった。
「中国と密輸を行っていた7人グループが逮捕され、そのうち中国に渡って戻ってきた3人は銃殺された」

密輸現場となった鴨緑江上流の両江道(リャンガンド)に住む取材協力者Aさんは、このように伝えてきた。

この処刑情報は、瞬く間に両江道内で知られることとなった。しかし、具体的な日時と場所が曖昧な上、当局が、住民に恐怖を植え付けるために、架空の事件情報を流している可能性も考えられる。我われは情報収集を続けた。

数日後、両江道に住む別の協力者Bさんが、知りあいの保安員(警察官)に会って聞いた内容を次のように伝えてきた。

「事件があったのは2月4日で、場所は両江道の普天(ポチョン)郡の樺田(ファジョン)里。逮捕した密輸屋7人のうち中国に越境した3人が、『反逆行為』ですぐに非公開銃殺になったと言っていた。遺体は(コロナウイルス)感染の危険性があるからと、処刑後にすぐ火葬されたそうだ」

金正恩政権は、新型コロナ肺炎の国内流入を遮断するため、1月末(あるいは2月1日)から、中国との国境を全面封鎖している。輸入が途絶え、市場から中国産の物品がほぼ姿を消し、在庫の値段が急騰した。そのため、金儲けを狙って密輸を働く者が増えていたという。

Bさんによれば、この事件について調べる前の10日、居住する地区の人民班会議で、密輸行為を厳罰に処すという警告が通達されていた。次のように説明する。

「国全体がコロナウイルスを遮断するために、困難な中で防疫と統制を強化している時に、金儲けのために密輸行為をするのは反逆行為と同じだ。このような行為は軍法によって処理される、という内容だった」

◆逃亡した隔離者を銃殺との情報も
密輸屋ではないが、他都市でも銃殺があったという情報が広く流布している。

中国との交易が活発で、中国人の往来が多い咸鏡北道羅先(ラソン)市で、中国の貿易商と接触して風邪のような症状が出て隔離されていた貿易関係者が、隔離病棟から逃げ出したため保安署(警察)に逮捕され、間を置かず銃殺されたというのだ。

これは2月7日に、羅先近隣の会寧(フェリョン)市に住む取材協力者が、羅先から来た外貨両替商らと会って聞いた情報だ。この情報は、その後、北朝鮮内部で広く拡散しており、キャッチした韓国メディアも伝え始めている。

これら処刑説の真偽は、現段階では不明である。事実だとすると、金正恩政権が、新型コロナウイルス流入を極度に警戒し、最強硬策を採っていると言える。(カン・ジウォン)

※アジアプレスでは、中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。